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高崎市矢中町でモニエル瓦の劣化したスラリー層を徹底的に洗浄してから塗装しました
【工事のきっかけ】
地上から見ても屋根瓦の変色が目立ち気になっていた、屋根の勾配がきつく素人には確認できないので、屋根やさん前橋店に相談したところ丁寧にあせらせられることなく安心してお願いできた。
基本情報
- 使用材料:下塗り:エポキシ系のシーラー・上塗り:シリコン系塗料
高崎市矢中町のY様邸でモニエル瓦の塗装工事を行いました。画像の通り、屋根は急勾配です。
屋根の勾配が急なほど、雨水の滞留する時間が短くなり、雨漏りのリスクも低下しますが、郊外が急すぎると塗装作業には仮設足場が必要になってきます。通常6寸を超える勾配は屋根にも足場が必要になります。6寸とは1メートル進むと60センチ高くなるということです。
Y様の屋根はモニエル瓦と呼ばれる屋根材です。
主成分はセメントです。
基材となるセメント層の上にスラリー層(着色したセメント層)があり、一番上に保護するトップコートがあります。
劣化が進むとスラリー層が粉状に剥げてきてしまいます。
塗装前に、このスラリー層をしっかり落とすことが大事です。
始めにコケや劣化したスラリー層を洗浄します。
勾配が急な屋根ですので、屋根足場で体を支えながら高圧洗浄作業を行います。
高圧洗浄機の水圧で丁寧に丁寧に劣化した塗膜をを洗い落として行きます。
モニエル瓦の塗装は高圧洗浄で確実にスラリー層を可能な限り取り除くのが重要です。
高圧洗浄作業中は、水が飛散しますので、飛散防止用のシートで養生しています。
特にモニエル瓦は水と一緒に粉状になったスラリー層が沢山発生するのでシートは欠かせません。
高圧洗浄で濡れた屋根は1日以上かけて乾燥させます。
塗装工程に入ります。
スラリー層を落とし、一部基材のセメントも露出しています。
このまま塗装を行なっても、セメント染み込んで吸い込まれてしまいます。
下塗りでこの吸い込みをしっかりとめて平らな表面にします。
使用する塗料はエポキシ系のシーラー使います。
基材の中まで浸透して固めることができます。
モニエル瓦の下塗りは、吸い込みが激しく1度で止めることが難しいです。
1回目の下塗りシーラーを塗り終えたら、もう一度同じシーラーで塗装します。
2度目で、吸い込みも止まり表面も平らに固まりました。
これで上塗り工程に入れます。
下塗り塗料が乾燥して固まったら、上塗りに入ります。
上塗りはシリコン系塗料で塗装します。
シリコン系の塗料は、価格と耐久性のバランスが取れているので当店でも1番選ばれる方が多い塗料です。色は、元の色と同系色のブリックレッドです。
1回目の上塗りが乾燥したら、もう一度塗装します。
2回塗装することで、厚膜に仕上がり耐久性が高くなります。
下塗り2回、上塗り2回、計4回塗りで仕上げました。
温かみのある赤色が、新築のように甦りました。
今度は外壁塗装も検討してください。
有難うございました。
【工事完了後】
下塗り2回、上塗り2回、計4回塗りで仕上げました。
温かみのある赤色が、新築のように甦りました。
今度は外壁塗装も検討してください。
有難うございました。
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